我が家では2019年6月にANAマイルでハワイのホノルルに行く予定です。マイルがあれば無料で飛行機に乗れるという事で、人気な場所がハワイなのです。
ただ、競争率は激しく、1年後の空席を見つけるのが難しいという事で「空席を見つけたら、とりあえず予約せよ。」が陸マイラーの世界での愛言葉となっています(たぶんw)。
実際、私もANAマイルで空席を探し始めたのが約1年前。そして、空席を見つけることが出来たのが約10ヵ月の話です。
2名分ならすぐに見つけることが出来たのですがANAの上級会員でもなく一般会員の私が空席を4つ見つけるのはすごく大変だったのを今でも覚えております。
ANAマイルを利用して国際特典航空券を発行した場合、無料で行けるという事ではありません。
上記はANAで利用する事ができる領収書の一部なのですが、航空運賃以外は0円になっても、その他に必ずかかってしまうものが幾つかあります。
今回は上記の中でも「燃油特別付加運賃」について注目していきます。
実は私が2018年7月くらい予約した時に算出された燃油特別付加運賃と、2019年4月以降に算出される燃油特別付加運賃を比べると2019年4月以降に算出される燃油特別付加運賃の方が安いという事が分かりました。
もしかして、現在、確保されている席を一つも変更せず燃油特別付加運賃を安くすることが出来るのではないかと思った訳です。
タイトル通り燃油特別付加運賃を3万円以上安くすることが出来たのでその方法をご紹介したいと思います。
目次
燃油特別付加運賃について
燃油特別付加運賃の決め方ですが、決め方は以下の通りのようです。
- 原則として本運賃額を2ヶ月間固定とします。設定された2ヶ月間は航空燃料価格の動向により運賃額を変更することは致しません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更については、この限りではありません。
- 本運賃の改定指標となる航空燃料価格については、改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用いることとします。ただし、2015年4月以降分日本円の場合はその平均価格に同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用いたします。
発券日 | 適用額発表時期 | 平均値算出対象期間 |
---|---|---|
4月~5月 | 2月中旬~下旬頃 | 12月~1月の2ヶ月平均値 |
6月~7月 | 4月中旬~下旬頃 | 2月~3月の2ヶ月平均値 |
8月~9月 | 6月中旬~下旬頃 | 4月~5月の2ヶ月平均値 |
10月~11月 | 8月中旬~下旬頃 | 6月~7月の2ヶ月平均値 |
12月~1月 | 10月中旬~下旬頃 | 8月~9月の2ヶ月平均値 |
2月~3月 | 12月中旬~下旬頃 | 10月~11月の2ヶ月平均値 |
- 日本発旅程はシンガポールケロシン市場価格の平均に同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が6,000円を下回った場合、本運賃を適用いたしません。
- 旅客1区間1片道あたりの設定金額は以下のとおりです。
(A)日本円 | 6,000円以上 7,000円未満 | 7,000円以上 8,000円未満 | 8,000円以上 9,000円未満 | 9,000円以上 10,000円未満 | 10,000円以上 11,000円未満 | 11,000円以上 12,000円未満 | 12,000円以上 13,000円未満 | 13,000円以上 14,000円未満 | 14,000円以上 15,000円未満 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本=北米 (ハワイ除く) 欧州 中東 オセアニア | 3,500 | 7,000 | 10,500 | 14,000 | 17,500 | 21,000 | 25,000 | 29,000 | 33,000 |
日本=ハワイ インド インドネシア | 2,000 | 4,000 | 6,000 | 8,500 | 11,000 | 13,500 | 16,000 | 18,500 | 21,000 |
日本=タイ シンガポール マレーシア ミャンマー カンボジア | 1,500 | 3,000 | 4,500 | 6,500 | 8,500 | 10,500 | 13,000 | 15,500 | 18,000 |
日本=ベトナム サイパン グアム フィリピン | 1,000 | 2,000 | 3,000 | 4,000 | 5,000 | 6,500 | 8,000 | 9,500 | 11,000 |
日本=香港 台湾 中国大陸 マカオ | 500 | 1,500 | 2,500 | 3,500 | 4,500 | 5,500 | 7,000 | 8,500 | 10,000 |
日本=韓国 | 200 | 300 | 500 | 1,000 | 1,500 | 2,000 | 2,500 | 3,000 | 3,500 |
※上記以外の燃油特別付加運賃の改定についてはANAの公式サイトでご確認ください。
ちょっと見づらい表ですが、簡単に書くと「燃料価格があがれば燃油サーチャージ料金は高くなる。安くなれば燃油サーチャージ料金は安くなる」という事になります。
燃油特別付加運賃は購入時に適用?それとも搭乗日に適用?適用となる運賃について
ここで少し気になるのが、燃油特別付加運賃って購入時に徴収されているけど、搭乗日に安くなったり高くなったりした場合ってどうなるのか?
ANAの公式サイトで調べてみた結果、以下の通り書かれていました。
航空券発行後に運賃や燃油特別付加運賃、航空保険料等料金の改定にて値上げ・値下げが発生した場合でも、差額の収受または払い戻しは発生いたしません。
また、適用運賃は予約日にかかわらずご購入時に有効な運賃が適用されます。
予約後、購入までの間に運賃や燃油特別付加運賃、航空保険料金の改定で値上げ・値下げが発生した場合は、たとえ発券期限内であっても、購入時点で有効な運賃額が適用となります。
購入時より安くなった場合
購入時より安くなった場合
購入時より高くなった場合
購入時より高くなった場合
ANAに問い合わせしてみた
という事で、分からない事は聞くのが一番なのでANAのサポートデスクに問い合わせしてみました。
上の画像は我が家がANAのマイルで獲得した小松からホノルルの航空券です。小松→東京→ハワイ→東京→小松のルートを頭に入れつつ、私が話した以下の内容を見て頂ければと思います。
保留音が流れ数秒待ちます。。。
という事で、何をしたのかというと以下の通り。
[問い合わせ前]
小松→成田→ホノルル→成田→小松
[問い合わせ後]
小松→成田→ホノルル→成田→小松
↓ 小松→成田を小松→羽田に変更
小松→羽田→ホノルル→成田→小松
↓ 小松→羽田を小松→成田に変更(元に戻す)
小松→成田→ホノルル→成田→小松
今回、予約をいじる事によって燃油特別付加運賃の料金を安くすることが出来たようです。
どれくらい安くなった?
という事で、ANAのサポートデスクに電話をした事により3万円以上安くなることが出来ました。
[変更前]
[変更後]
という事で、かなり安くなりました。領収書で比較したかったのですが、変更後の領収書が発行できない状態でこのような比較になります。
ANAマイルの手数料もかからず完了となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は特典航空券を発行した事によって燃油特別付加運賃が安くなりました。実際に聞いていないのですが、有償での航空券の場合、変更、そして、元に戻す作業をした場合、航空券の値段が高くなる可能性が高い気がします。
もしかして自分も安くなるのではないかと思った方はANAのサポートデスクに電話で確認をした方が確実だと思います。
という事で、3万円安くなったのでハワイ旅行で何かにつかおうと思います(´∀`*)ポッ